家族葬とは?知っておきたいメリット・デメリット・マナーなど

家族葬とは?知っておきたいメリット・デメリット・マナーなど

家族葬とはこういったお葬式です、という定義はありません。

イメージとしては家族だけでゆっくりと故人を見送るお葬式といった感じでしょうか。

葬儀社によっても捉え方は様々あります。

参列人数に制限を設けるところ、式場規模によって追加料金が発生するところなど、定義がないからこそトラブルになる例もあるようです。

友好社の家族葬はすべてセットの料金プランになっており、人数に制限を設けることはありません。

また式場使用料はセット料金内に含まれるため、式場規模によって追加料金が発生することもありません。

故人にとって最期のセレモニーですので、ご縁の深い方、皆さんに送っていただければと思います。

最近のお葬式の傾向

コロナ禍では特に少人数のお葬式が増えてきました。

5名で執り行うお葬式、10名で執り行うお葬式なども今では決して珍しくありません。

その傾向が加速した要因の一つに尼崎市では斎場(火葬場)への入場制限もあるようです。

尼崎市では現在、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、火葬場への人数制限が行われています。

葬儀社の担当1名を含む10名のみが入場を許可されており、ご遺族は9名しか火葬場に入ることができません(2021年7月現在)

火葬場へも行けない、新型コロナウイルスへの感染リスクもあるといったことから、遠方のご親戚を呼ばない、または親戚が来られないといったケースが増えています。

 

家族葬をおすすめする場合

そもそも最近では故人が生前に家族葬をご希望される場合が多いようです。

また、ご家族が最期の時間を故人とゆっくり過ごしたい、参列者への対応に追われることなく故人と過ごしたいと希望されることもあります。

そのような場合にはもちろん家族葬をおすすめいたします。

家族が亡くなってからお葬式までの時間は思っている以上に慌ただしく過ぎていきます。

なるべくお葬式の形は故人が元気なうちから話し合う時間をもうけてもいいかもしれません。

友好社では家族葬の事前相談も積極的に承っております。お気軽にご相談ください。

 

家族葬にしない方がいい場合

故人の立場等によっては家族葬にしない方が良い場合もあります。

生前、役職等につかれていた方、地域の活動や趣味の活動などを幅広くされており、交友関係が広かった方などはあまり家族葬をお勧めできません。家族葬にてお身内のみのお葬式をされた場合、後々トラブルになる場合もあります。

家族葬のデメリットにて詳しくご説明します。

 

家族葬のメリット

(1)費用面

家族葬では一般葬(広く知人友人などにも来ていただく従来からのお葬式の形)に比べ、費用負担が少なく済むというメリットがあります。

まず参列者が少なくなることから通夜ふるまいや精進落としのお料理、お通夜や告別式に参列された方への返礼品などの費用が抑えられます。

また、参列するのが家族だけになる場合、あまり大きな祭壇は必要ないと考えられる方もいらっしゃいますので、お葬式の基本料金自体も抑えることが可能になります。

(2)ゆっくりとした時間を過ごすことができる

「参列していただいた方の対応に追われ、慌ただしく気づけばお葬式が終わっていた。」

従来のお葬式ではよくこういった声が聞かれました。

喪主様は挨拶等に追われ、食事をする時間もなかった、といったこともよくありました。

家族葬ではこういった事態は避けることが可能です。

ごくお身内、またはとても親しかったご友人などと一緒にゆっくりと故人の思い出話に花を咲かせることができます。

(3)お別れの形

家族葬ではしきたり等にとらわれず自由な形でお葬式を行うことができます。

挨拶も肩の力を抜いて行うことができ、より故人に寄り添って送り出すことができるといえます。

 

家族葬のデメリット

家族葬を終えられたご遺族からよくお聞きする中で一番多いのは、

葬儀が終わってから故人の逝去を知った友人やご近所の方が自宅にお参りに来られ対応に追われた、というものです。

また、そのような方々に最後のお別れをきちんとしたかったといわれるとご遺族としては大変辛いでしょう。

家族葬のお知らせをどこまでお伝えするかの判断はとても難しいです。

また、地域性や故人の生前中の立場によっては不義理であるとお叱りを受けた、という声も聞かれます。

呼ぶべきかどうか迷った場合は呼ばれたほうが無難です。

家族葬で行うべきか、広く知人友人にお知らせをするべきか迷われた場合はお気軽にご相談ください。

家族葬、一般葬ともに経験豊富な友好社のスタッフが様々なケースに照らしてアドバイスさせていただきます。

 

家族葬のお知らせの仕方

(1)葬儀前に送る場合

(例文)

故〇〇 〇〇 かねてより病気療養中のところ、〇年〇月〇日逝去いたしました。

ここに故人生前中のご厚情を深謝し謹んでご通知申し上げます。

なお通夜式並びに告別式は(コロナ禍につき)家族葬にて執り行います。

誠に僭越ながらご参列はご遠慮賜ります。

(また勝手ながらご香典、ご供花についても皆様にご遠慮いただくことに致しましたのでご理解をお願い申し上げます。)←ご香典や供花をお断りする場合のみ入れる

何卒ご容赦賜りますようお願い申し上げます。

 

〇年〇月〇日

喪主 〇〇 〇〇

親族一同

 

(2)葬儀後に送る場合

故〇〇 〇〇 かねてより病気療養中のところ、去る〇年〇月〇日 〇歳にて逝去いたしました。

ここに謹んでご通知申し上げます。

誠に勝手ではございますが、故人の遺志により葬儀は近親者のみで家族葬にて執り行いました。

本来ならば早く申し上げなくてはならないところ、

遅い通知となりましたこと心よりお詫び申し上げます。

生前のご厚誼を深謝し衷心より御礼申し上げます。

 

〇年〇月〇日

喪主 〇〇 〇〇

親族一同

 

※最近ではコロナ禍につき、を入れられる場合が多いです。

FAX送信用のお知らせの用紙などは弊社にて作成いたします。

お気軽にお申し付けください。

 

家族葬への参列マナー

家族葬のお知らせに【参列をご遠慮いただきたい】旨が記載されている場合は、参列されない方が無難です。

また、本来は家族葬ですが、との前置きで参列してほしいという連絡が来た場合は、家族に無断で友人や仲間内に連絡するのではなく、友人を呼んでもいいのか家族に確認をしてから一緒に参列しましょう。

服装等も通常のお葬式に参列するようにブラックフォーマルが基本です。

お香典などもご辞退されるかの記載がない場合は準備をしておく方が良いでしょう。

 

家族葬の流れ

家族葬だからと言って通常のお葬式の流れが大きく異なることはありません。

一般的な仏式で行う場合、告別式前夜にお通夜を行います。

お通夜式の開式2、3時間前に皆さんにお集まりいただき、お通夜お葬式の流れ、当日のお料理などの確認を担当者と行います。

翌日の告別式は前夜お帰りになられた方も遅くとも1時間前には皆さんご集合いただき、当日の流れをご説明いたします。

告別式の読経の後、ご親族の皆様と最後のお別れを頂き、ご出棺となります。

その後、精進落としのお料理をご注文いただいている場合は、一旦ホールに戻りお食事、お食事後お骨上げに出発、お骨と共にお戻りいただき初七日の法要、そして解散となります。

※最近ではなるべく拘束時間を短く負担の少ないようにとの考えから、初七日のお経を式中に頂く式中初七日という方法でされる方も増えております。

お気軽にご相談ください。

 

まとめ

家族葬であれ、一般葬であれ、故人への想いに違いはありません。

友好社では故人が生きてきた軌跡の最終地点がお葬式であるとの考えから、家族のように寄り添って送り出すお手伝いをさせていただきます。

気になること、最期にしてあげたいこと、何でもご相談ください。

お葬式は形にとらわれる時代ではありません。

どんな些細なことでもお気軽にご相談ください。